脱毛の需要は増えており、男性の脱毛も一般的になりつつあります。腕、脚、ワキなどの毛は、見た目が悪く、臭いの原因にもなるため、多くの人が時間とお金をかけて、脱毛をしています。
しかし、現代人にとって不利益ばかりの体毛は、そもそもなぜ生えているのでしょうか?今回は体毛の役割についてご紹介します!
体毛ってなぜ生えてるの?体毛の役割
ヒトの祖先はサルと同一であり、「猿人」「原人」「旧人」「新人」と進化してきました。進化を遡るほど、より多くの毛に覆われており、体毛は以下の役割を果たしていました。
外からの刺激(紫外線、傷、衝撃など)から体を守る役割
紫外線や傷、衝撃などから人体を守る役割があります。脳がある「頭部」、神経・血管の多い「ワキ」、生殖器がある「股間」、骨が皮膚から近い「スネ」など、人体の急所に体毛が多く生えていることから、体感的にも納得できますね。
「感覚器官」としての役割
体毛にモノが触れたとき、何かが触れたことが分かりますよね。それは、毛穴の神経が毛の動きを感じているからです。皮膚より先に毛が触れることで、皮膚から離れた場所でも触感を感じることができます。
「体温維持」の役割
人類が服を着ていなかった時代、体毛は体温維持という重要な役割を果たしていました。
部位別の体毛の役割
また、部位により特別な役割を担っている体毛もあります。部位別の体毛の役割についてご紹介します。
鼻毛・まつ毛
それぞれ、鼻・目などの粘膜をほこりや菌から守り、菌やウイルスの人体への侵入を防ぐ役割があります。
ワキ毛
ワキ毛にはいくつかの特別な役割があるとされています。ワキの皮膚は薄く、かつ神経や血管も集中している部分であるため、この急所を守るために他の部分より毛が多く生えているとされています。また、腕を動かす時の皮膚の摩擦を軽減する機能もあります。
また、異性にアピールするためのフェロモンを分泌する役割があります。ワキ毛が縮れているのは、毛の表面積を大きくして、フェロモンを効率的に拡散するため、とされています。
陰毛(アンダーヘア)
ワキ毛と同様に、異性にアピールするためのフェロモンを分泌する役割を持っています。表面積を大きくして、フェロモンを効率的に拡散するため、毛が縮れている点も同じです。また、陰毛は性行為の準備ができていると相手に視覚的に認識させるために思春期の後に生えてくるという説もあります。
まとめ
今回は、体毛の役割についてご紹介しました。進化するにつれて、ヒトの体毛は減ってきましたが、特定の部位のみ残っているのには、理由があることを紹介しました。
「体毛に役割がある」ということは、「脱毛はその人体の機能を損なうことになるので、悪影響があるのでは?」と考えることもできますが、現代人にとっては、体毛の役割は有用でなく、むしろ生活の妨げになっていることも多くあります。
例えば、フェロモンを蓄える、という陰毛やワキ毛の機能は、湿気を蓄える可能性があり、ムレや臭いの原因となります。
脱毛は、このような不便を解消し、現代社会で気持ちよく過ごすための工夫ですので、積極的に行っても問題はありません。
最後までお読みいただきありがとうございました!
今後も、ハイジ男子に関する情報を発信していきますので、書いて欲しい記事や、ご質問があれば、お気軽にご連絡ください!
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